auじぶん銀行は三菱UFJ銀行とauが共同で立ち上げたネット銀行であり、携帯電話のauと連携している銀行として有名になっています。
じぶん銀行では、預金だけでなく、住宅ローンや投資信託、はたまた外貨預金など一般の銀行が取り扱うサービスについても提供しており、その中にはカードローンもあります。
今回は、じぶん銀行が提供するカードローン「じぶんローン」についてその特徴やメリットについて詳しく解説します。カードローンの利用を検討されている方は是非この記事を参考にしていただければ幸いです。
じぶん銀行カードローン「じぶんローン」とは?
そもそも「じぶんローン」とはどのようなサービスなのでしょうか?先にもお話したとおり、じぶんローンは、au自分銀行が提供するカードローンです。今や多くの銀行が提供しているカードローンについて、auじぶん銀行もサービスメニューとして提供しています。
まずはそのサービス内容について少し触れていきたいと思います。
大きく3つのメニュー有
auじぶん銀行は大きく3つのコースがあり、それぞれ、「通常コース」「au限定割 誰でもコース」「au限定割 借り換えコース」の3つになります。au限定割については後述します。
誰でもコースと借り換えコースの違いは、後者は他社からの借り換え時に限定している点となります。クレジット会社と比べauじぶんローンは銀行系カードローンということで金利が安く、カードローンから借り換えすることで金利を下げたいユーザー向けに準備されているサービスとなっています。
項目 | 通常 | au限定 誰でもコース | au限定割 借り換えコース |
対象 |
・契約時年齢満20歳以上69歳以下 ・安定継続した収入がある ※自営、パート、アルバイト含む ・保証会社アコム㈱の保証を受けられる |
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保証会社 | アコム㈱ | ||
借入可能上限額 | 10~800万円(10万円単位) | ||
借入利率 | 年1.48~17.5% | 年1.38~17.4% | 年0.98~12.5% |
利息計算方法 | 毎日最終残高に付利単位1円とし、1年を365日とする日割計算 | ||
遅延損害金 | 年18% | ||
借入方法 |
・ATM ・指定した銀行口座に振込 |
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返済方法 |
・ATM ・自動返済支払 |
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約定返済額 |
1,000~160,000円 |
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約定返済サイクル |
・期日約定返済 ・35日ごと返済 |
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振込預金口座開設 |
不要 |
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その他 |
・Pontaポイント付与 ・じぶんプラス対象 |
「じぶんローン」の特徴は?
サービス内容について解説してきた「じぶんローン」ですが、その特徴はどこにあるのでしょうか?最大のポイントは、携帯電話会社であるauと連携する銀行である点です。つまり
au各種サービスを利用すればその分お得に利用できるのです。
この点について詳しく解説します。
特徴その1:auサービスに加入していると受けられる「限定割特典」
先に3つのサービスで出てきた「限定割」これこそが第1の特徴となります。auの各種サービスを利用することで、金利などの優遇を受けられるわけです。
au限定割特典 | 内容 |
金利優遇 | ・au限定割 誰でもコースは通常金利から年0.1%優遇・au限定割 借り換えコースは通常金利から年0.5%優遇 |
Pontaポイント付与 | 対象:2020年12月1日以降新規契約・期間:新規契約日から翌月末まで1回限り・判定日:新規契約日の翌月末日・条件:①判定日までにauIDの登録が完了②判定日に借入残高があること※判定日までに解約や借入がない場合、延滞中は対象外・内容:①1,000ポイント付与 ②借入残高25万円以上50万円未満:2,500ポイント付与 借入残高50万円以上100万円未満:1,000ポイント付与 借入残高100万円以上:10,000ポイント付与・付与の時期:判定日の翌々月末までに付与 |
Ponta Pointはローソンをはじめすき家などで1pt=1円で利用できるだけでなく、auPAYで利用する、JALマイレージポイント変換など多くの場面で利用可能です。
auPAYは他社携帯でも利用はできますが、auサービスユーザのみが受けられるサービスもある為、auサービス利用をされているほうが断然お得と言えます。
具体的に限定割が受けられるサービスは下記のとおりとなります。
・au
・auひかり
・auひかり ちゅら
・Smart TV Box
・J:COM PHONE ひかり
・au one net(「フレッツ光」/「コミュファ光」/ WiMAX)
・マンションプラス電話
・ホームプラス電話
・ケーブルプラス電話
・ケーブルプラス光電話
・ケーブルプラスホーム電話
・with HOME
・BIGLOBEサービスのKDDI請求
・都市ガス料金立替払いサービス
また現時点で、「povo」も暫定で対象となっているそうです。
特徴その2:じぶん銀行のサービス「じぶんプラス」に対応
2つ目の特徴はじぶん銀行のサービスに連携している点です。そのサービスとは「じぶんプラス」、利用や残高に応じて普通預金のATM利用料などが無料になるサービスです。
じぶんローンもこのサービスの恩恵を受けられます。
毎月20日の取引内容や残高によって判定され、5つのステージに分類されます。その分類とは下記のとおりです。
サービス内容 | ステージ1 | ステージ2 | ステージ3 | ステージ4 | ステージ5 |
1カ月のATM利用手数料無料の上限回数(預け入れ) | 1回 | 上限なし | 上限なし | 上限なし | 上限なし |
1カ月のATM利用手数料無料の上限回数 | 0回 | 3回 | 4回 | 8回 | 11回 |
1カ月の振込手数料無料の上限回数 | 0回 | 0回 | 1回 | 8回 | 15回 |
※ゆうちょ銀行のATM利用手数料無料はどのステージでも月1回のみ
※ じぶん銀行及び三菱UFJ銀行宛振込はどのステージでも回数制限なしで手数料無料
そして、どのような取引がじぶんプラスの対象になるのか?についても下記に示します。
取引内容 | 基準 |
じぶん銀行toto | 1,000円以上購入 |
オートチャージ | auPAY残高へ3カ月以内に1回以上チャージ |
スマホデビット | 2万円以上利用 |
給与振込 | 5万円以上入金 |
定額自動入金 | 5万円以上入金 |
電子マネーチャージ | auPAY残高などへ1回以上チャージ |
口座振替 | auPAYカードなど1件以上引き落とし |
外貨預金 | 残高10万円以上 |
仕組預金 | 残高10万円以上 |
じぶん銀行FX | 1回以上取引 |
じぶん銀行カードローン | 借入残高1万円以上 |
住宅ローン | お借り入れ |
自分銀行で借入残高が1万円以上の場合、じぶん銀行に預けている預金高によってステージが変わってきます。総資産高が100万円未満ならステージ4、100万円以上ならステージ5となります。
カードローン利用により入金・出金手数料が優遇されるため、利用を機にメインバンクをじぶん銀行にするのもよいかもしれません。
特徴その3:申し込みから借り入れまで、スマホ1つで対応できる
3つ目はなによりスマホ1つで手続きが完結できる点です。
カードローン会社によっては電話や店舗による手続きなどが必要なケースもあり手続きが面倒なケースも多々あります。これに対し、じぶんローンはスマホ1つですべて完結、手続きから借り入れ、返済まで実施が可能です。手元ですべての手続きができる点も大きな特徴と言えるでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?じぶんローンは、携帯電話キャリアのauグループが運営するauじぶん銀行が提供しているカードローンであり、メガバンクである三菱UFJ銀行が共同運営していることで信頼も高くなっています。
また、au各種サービスと連携することでお得な特典を得られるメリットもあり、特にauサービス利用ユーザーにはおすすめのサービスとなっております。
皆様もこれを機にauじぶん銀行の「じぶんローン」、利用を検討されてはいかがでしょうか?